0429 - devie999’s diary

「一念三千」の四文字にかなり救われた。

高校の頃に仏教由来の言葉として教えてもらったことがあるのでもともとうっすら知ってはいた。念と三千、強そう！ぐらいにしか思ってこなかった。

この前、ずっとTwitterでフォローしてたアーティストの個展へ行ったらタイトルがこの四文字だった。作家、鑑賞者、作品の一念で展示空間が変わる。(作品も念を持つ主体として扱うところが本当に良かった)。改めてブログでその背景や意味を解説していたのを読んで涙が止まらなくなった。

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世界は私たちの認識によって作られるが、多くの人間は様々な執着や偏見、迷いでもって世界というものを不変で絶対的なものだと認識してしまう。それでは解脱から遠ざかるばかりなので、一念にもすべての世界が含まれており、一念が変わることですべての世界も変化するという一念三千の教えが活きてくるのです。

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「世界というものを普遍で絶対的なものだと認識」、まさに今の私だと思う。何をしても八方塞がりで、ようやく出口を見つけたと思っても似通った塞がり方をする。この世界では私が見つけられる答えや出来ることはこれが限界だろうとうっすら決めつけてはそれに縋って自爆する。

それを自覚できたのがかなり良かったかも知れない。自分で全てを灯台もと暗し状態にしていたのだ。目の前のことを着実にこなして行くこと、人間関係は改めて大切にしましょうね、ぐらいしか今の自分に出せるタスクは無いのだが、気持ちのベクトルを少しずつ変えて行けたら良いなと思う。少しだけ希望が持てて良かった。