devie999’s diary

多趣味のうちご飯の割合が高くなってきた人。

演奏会が終わった

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2年ぶりの演奏会が終わった。私はトロンボーンの2nd吹き。今回はドイツ系メインで曲数は少な目のプログラム。

いつもの通りトロンボーンはtacetタイムが長くて出番まではお客さん状態になる。今回はホールの音響に感動した、当たり前だけどいつも練習している公民館とは全然違う。弦の音が綿みたいにふんわりまとまって響くと言うか、個々の楽器の音が鳴ってるだけの状態とこんなに違うのかと思った。管楽器もそう。

ステリハの段階から指揮者に「これは気持ちよくて皆体力使っちゃいますね」と言われるぐらい、本当に気持ちよかった。実際に体力を使っていたのでステリハは一部省略に。

社会人3年目になってふと「私はもしかしたら楽器を吹いてないと仕事もプライベートも色んなことが空回るのでは?」と思って入ったのが今の楽団。アマオケだけど技術は決して低く、常にプレッシャーはかかる。

曲にもよるけど今のオケのトロンボーンはアシスタントを立てない。弦楽器のように同じ譜面を複数人で吹くことは少なく、一人が一つの譜面を受け持つ。自分の出す音が丸裸で伝ってしまう。

トロンボーンは「神の楽器」と呼ばれたバックグラウンドもあって生や死や祈りと紐づいた神聖なフレーズで使われる事が多い。吹奏楽よりシビアなハーモニーで鳴らさないといけない。そもそも教会で使われて来たのも完璧な和音を鳴らせるのはスライド楽器だからだ。

演奏会の曲目が決まって最初の合奏は本当にカオスだったりする(自分の技術や曲の理解が)。それが時間をかけて少しずつ求められる音に近付いてオーケストラに溶け込んでいくのが楽しい。時間をかけて何かに取り組んでみると「前の好きな自分に戻ったな」と思う。

次はスラブ系の曲がメインになった。今回は入場制限であまり人を呼べなかったので今度こそ呼びたい人はみんな呼びたい。